SNSを端緒とする投資詐欺について

SNSを端緒とした投資詐欺が多発しており、当事務所においても一定の相談をお受けします。

国民生活センターからも注意喚起情報が出されていますが(https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240124_1.html)、被害額は多額に上り、減少傾向が伺えない状況となっております。

特に暗号資産を送金するタイプの被害に関しては、海外に移転していることが多く、その被害回復は非常に困難です。また、暗号資産の追跡調査と称して高額な調査費用を要求する会社もありますが、多くは被害救済につながるものではなく、二次被害の温床とも言えます。

銀行口座に振り込むタイプの被害事案は、当事務所でも取り扱い実績はありますが、被害回復ができたものから、ほとんど被害回復ができなかったものまで多様であり、一概に被害回復が見込めるものではございません。

このようなタイプの事案については、弁護士があたかも容易に被害回復ができるかのように告げると共に高額の着手金を請求するような被害事案もございます。

このような詐欺的被害をご依頼される際は、被害回復ができない可能性(リスク)も考慮の上、慎重にご相談、ご依頼を検討して頂ければと思います。